あやふや読書1 フォーチュン・クエスト

あやふや文庫では、gifteeというサービスによって皆様からのご支援をいただいております。

そちらにて図書カードをいただく機会が多いのですがこれを何らかの形でフォロワー様に還元できないか...?と思い、掲載してきたあやふや本の紹介のようなものを書いてみることに決めました。

 

記念すべき第一回目は、「フォーチュン・クエスト」です。

最初の方に捜索した本なのですが、小さい頃ずっと読み続けていたのに私の方で解決ができず、悔しい気持ちでいっぱいだったのでこの機会にまた少しずつ読んでみることにしました。

 

最近異世界転生もの、特に、主人公が何らかの特殊スキルを身につけており異世界などで無双するようなストーリーのものが大半人気を博しています。

 

さて、そうするとこのフォーチュン・クエストはその真逆を行く、「弱い異世界もの」と言えるかもしれません。

 

 

 

主人公は方向音痴のマッパー。17歳の少女パステル。

 

同じパーティーの魔法使いは呂律の回らない小さいエルフの子供。

 

戦士は竹アーマーなんていう竹を半分に割ったものを吊り下げたアーマーを使い、

 

残りのメンバーは記憶喪失の農夫に盗賊に運搬。

 

それからあと1匹、人間の言葉が喋れる犬のような生き物(ネタバレになってしまうので伏せます!)がいるのですが...

 

もれなくみんなレベル1からスタートで、誰かがレベルアップするたびにみんなでおめでとうの歌を歌うような「最強無双!」とは言い難いパーティーです。

そしてなんなら、彼らには魔王を倒すというようなたいそうな目的があるわけでもありません。

話が進んでいっても、主人公がめっちゃ強い!とか特殊なスキルが!といったこともありません。

 

そのぶん、10代の普通の女の子の等身大で物語は進みます。

盗賊の男の子との恋愛とも言い切れない微妙な関係、冒険者を続けるかどうかの悩み、友達の女の子とのいざこざ、パーティーのメンバーとの将来の悩み...

 

 

私は一昨日、10年ぶりにフォーチュン・クエストを手に取りました。

 

一巻のパステルたちは当たり前だけど何も変わってなくて、いつも通り元気で貧乏で、

最新刊のパステルたちは少しだけど、でも確実に私が最後に会ったときよりも成長した姿でそこにいました。

 

私がフォーチュンを離れていた10年間で、少しずつ物語は進み、彼女たちも大きく強くなっていたのでした。

 

あやふやな本は、子供の頃に読んだ本が多い傾向にあります。

 

一冊で完結している本も多いですが、このシリーズは長く続き、

子供だった私たちが大人になっていく間にも成長し、

次の世代の冒険者たちを楽しませ続けていたようです。

 

そんなフォーチュン・クエストはまもなく30周年だそうです。 

この機会に、等身大で異世界を冒険したい方、

かつて、パステルたちと冒険した方、

フォーチュン・クエストの世界へ出かけてみてはいかがでしょうか。